近藤の去就は…日ハムからFA移籍した打者5人(3)連覇導いたリードオフマン
2022/11/23
産経新聞社
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今月10日、FA権の行使を発表した選手が公示され、北海道日本ハムファイターズの近藤健介も海外FA宣言選手として名を連ねた。その去就には連日注目が集まるが、歴史を振り返ると日ハムから他球団へFA移籍したケースは多く見受けられる。そこで今回は、過去に日本ハムからFA移籍した大物選手5人を紹介する。
森本稀哲
投打:右投右打
身長/体重:185cm/81kg
生年月日:1981年1月31日
経歴:帝京高
ドラフト:1998年ドラフト4位
来季から外野守備走塁コーチとして日本ハムに帰ってくるのが、森本稀哲だ。森本は帝京高から1999年に日本ハムに入団。代走・守備固めとして一軍での出場機会を得ると、2005年に103試合に出場し台頭。翌06年に一気にブレイクを果たす。
この年は4月下旬から左翼のレギュラーを奪うと自身初の規定打席に到達。パ・リーグ最多となる84得点を記録し、日本一球団のリードオフマンとして輝いた。さらに守備面では同じく外野手の新庄剛志(当時SHINJO)、稲葉篤紀とともにゴールデングラブ賞を受賞し、チームを盛り立てた。
2007年シーズンは全試合全イニング出場を達成。不動の1番打者として存在感を示しチームのリーグ連覇に貢献した。補殺数は両リーグ1位となる15個を記録。自身初となるベストナインと2年連続のゴールデングラブ賞に輝いた。
その後は故障により出場機会を減らしたが、3年連続のゴールデングラブ賞や、2年連続でリーグ最多犠打(09年、10年)を記録するなど随所で働きを見せ、2010年オフにFA権を行使して横浜ベイスターズ(現DeNA)に移籍した。
横浜に移籍後は2年連続で開幕スタメンに名を連ねるが、相次ぐ故障に泣かされ途中起用されることが多くなった。その後西武にテスト生として入団。2015年をもって現役を退いた。