近藤の去就は…日ハムからFA移籍した打者5人(5)走攻守三拍子揃った外野手
2022/11/23
産経新聞社
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今月10日、FA権の行使を発表した選手が公示され、北海道日本ハムファイターズの近藤健介も海外FA宣言選手として名を連ねた。その去就には連日注目が集まるが、歴史を振り返ると日ハムから他球団へFA移籍したケースは多く見受けられる。そこで今回は、過去に日本ハムからFA移籍した大物選手5人を紹介する。
陽岱鋼
投打:右投右打
身長/体重:184cm/89kg
生年月日:1987年1月17日
経歴:福岡第一高
ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目
陽は福岡第一高から2005年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクとの競合の末、日本ハムが交渉権を得る。日本ハムの交渉の甲斐もあり、台湾人史上最高位の指名選手として入団を果たした。
2軍でタイトルを獲得するなど着実に経験を積み、2011年に141試合に出場。主に右翼手として自身初となる規定打席到達を果たした。翌2012年は中堅手にコンバートされると、広い守備範囲を生かし、ゴールデングラブ賞を獲得する。リーグ唯一となる全試合フルイニング出場を達成し、打率.287、7本塁打、55打点と飛躍の一年となった。
2013年は47盗塁と盗塁数を前年より大幅に伸ばし、盗塁王のタイトルを獲得。この年も全試合に出場し、リーグ最多となる93得点を記録した。2014年は打率.293、25本塁打、85打点といずれもキャリアハイとなる数字を残す。
2016年オフにFA権を行使し巨人に移籍。しかし度重なる故障や不振に悩み2021年をもって巨人を退団。今年は米独立リーグに所属し、10月には豪プロ野球のブリスベン・バンディッツへの入団が発表された。