好事魔多し・・・絶好調時にケガで離脱した打者5人(3)左ひざ骨折乗り越え悲願の…
2022/11/28
産経新聞社
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プロ野球の世界では、頑丈な身体で試合に出続ける”鉄人”がいる一方で、数多くのケガに悩まされる選手もいる。さらに、目覚ましい活躍を続けている中で故障離脱を強いられる例も散見され、まさに好事魔多しといえるだろう。ここでは、今シーズン打撃絶好調もケガで一時戦線を離れた打者5人を紹介する。
松本剛(北海道日本ハムファイターズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:180㎝/81㎏
・生年月日:1993年8月11日
・経歴:帝京高
・ドラフト:2011年ドラフト2位
今季、大きく飛躍を遂げた松本剛。タイトル獲得がかかる中、長期離脱を強いられた。
2011年ドラフト2位で北海道日本ハムファイターズへ入団。高卒5年目の2017年に頭角を現し、115試合出場で打率.274をマークした。しかし、その後はレギュラー定着とはならず、低迷するシーズンが続いていた。
今季は、開幕戦で「4番・右翼」に抜擢され、マルチ安打を記録。勢いのままに安打を量産し、開幕から1か月経過後も打率4割を維持するなど首位打者争いも独走。念願の初タイトルに期待が高まっていた。ところが、7月19日のオリックス・バファローズ戦で自打球が左膝に直撃し、途中交代。左膝蓋骨下極骨折と診断され、復帰まで約1ヵ月の診断を受けた。
タイトル獲得が危ぶまれたが、復帰後は代打や指名打者(DH)をメインに出場。シーズン142試合目でついに規定打席へ到達した。最終的に117試合に出場して打率.347、137安打、21盗塁と圧巻の数字を残し、自身初の首位打者に輝いた。