オリックス・森友哉（170cm）「体のサイズがハンデだと思ったことはない」｜小さなプロ野球選手の履歴書
2023/02/09
産経新聞社
厳しさも楽しさも経験した中学時代
中学校では『堺ビッグボーイズ』という硬式のクラブチームに入りました。
自分が入団した頃はとにかく厳しくて、練習量も多くて、めちゃくちゃしんどかったことをよく覚えています。それが2年生の途中でチーム方針が大きく変わって、全体練習が午前中だけになり、午後からは自主練みたいな形になりました。だから野球チームに入ったのに、自分は午後からはサッカーばかりしていましたね（笑）。
正直この頃は「プロ野球選手になる！」みたいに思っていなかったですから、練習が短くなって自由な時間も増えて「ラッキー！」くらいに思っていました（笑）。野球じゃない遊びも凄く楽しかった頃ですし、今思えばかなりヤンチャなこともしていましたね（笑）。
それでも野球にしっかり打ち込もうと思えたのは、親からも色々と言われたこともありましたし、最終的には野球が好きだったという気持ちが強かったからだと思います。
あとは大阪桐蔭の西谷（浩一）先生の存在が大きいです。すごく熱心に中学時代の自分を何度も見に来てくださいました。次第に「大阪桐蔭でやりたい！」「野球も今まで以上にしっかりやろう！」という気持ちが芽生えたんですよね。西谷先生は今も変わらずいろいろな選手を見に行っていると思いますけど、熱心に見てもらえたら選手はやっぱり嬉しいし、やる気が湧きますよね。