チームによっては主力級? 阪神の2022年現役ドラフト注目選手5人。出場機会を求める選手たち
2022/12/05
産経新聞社
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日本野球機構(NPB)は12月9日、現役ドラフトを初開催する。同制度は、各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での飛躍、復活が期待される。今回は、阪神タイガースの現役ドラフト注目選手5人を紹介する。
二保旭
投打:右投右打
身長/体重:182センチ/77キロ
生年月日:1990年5月18日
経歴:九州国際大付高
ドラフト:2008年育成選手ドラフト2位
2021年シーズン途中に阪神タイガースへトレード加入した二保旭。先発、リリーフの両輪をこなせる万能右腕だが、阪神では二軍が主戦場となっている。
2008年育成選手ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団した二保。高卒4年目の2012年シーズン中に念願の支配下登録を勝ち取った。同年に一軍デビューを飾ると、2015年にはリリーフとして44試合に登板。11ホールドポイント(6勝5ホールド)、防御率3.25をマークした。
翌2016年には右肘靱帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)を受けて長期離脱となったが、2018年に一軍のマウンドへ返り咲き、35試合に登板した。しかし、その後は登板機会が減少。2020年には先発として4勝(5敗)を挙げたが、防御率4.92と振るわず。2021年7月に阪神へトレード移籍となった。
同年も計6試合(ソフトバンク2試合、阪神4試合)登板にとどまると、2022年はファームではウエスタン・リーグの最多セーブ(13セーブ)を獲得したものの、一軍登板はなし。ベテランの域に入っただけに、野球人生の正念場を迎えている。