チームによっては主力級? 阪神の現役ドラフト注目選手5人(3)強打の苦労人キャッチャー
2022/12/05
産経新聞社
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日本野球機構(NPB)は12月9日、現役ドラフトを初開催する。同制度は、各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での飛躍、復活が期待される。今回は、阪神タイガースの現役ドラフト注目選手5人を紹介する。
片山雄哉
投打:右投左打
身長/体重:177センチ/82キロ
生年月日:1994年6月18日
経歴:刈谷工-至学館短大-BC・福井
ドラフト:2018年育成選手ドラフト1位
育成から這い上がった苦労人・片山雄哉。長打力に秀でる強打の捕手だ。
刈谷工、至学館短大、BC・福井と進み、2018年育成選手ドラフト1位で阪神タイガースに入団すると、ルーキーイヤーからファームでは5本塁打を記録。持ち前の打棒でアピールを続け、支配下登録期限目前で背番号「95」を勝ち取った。
しかし、その後もファーム暮らしが続くと、2021年にはシーズン前の練習試合で右手有鈎骨を骨折。プロ3年間で一軍出場なしとなっていた。
迎えた2022年は、5月に念願の一軍デビュー。2試合の出場となったが、キャッチャーのポジションにも就いた。捕手陣には梅野隆太郎、坂本誠志郎らがおり、中川勇斗など若手も急成長を見せている。打てる捕手は貴重なだけに、現役ドラフトの対象となれば注目される1人だろう。