チームによっては主力級? 阪神の現役ドラフト注目選手5人(4)いぶし銀の“慶応ボーイ”
2022/12/05
産経新聞社
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日本野球機構(NPB)は12月9日、現役ドラフトを初開催する。同制度は、各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での飛躍、復活が期待される。今回は、阪神タイガースの現役ドラフト注目選手5人を紹介する。
山本泰寛
投打:右投右打
身長/体重:176センチ/76キロ
生年月日:1993年10月10日
経歴:慶応高-慶応大
ドラフト:2015年ドラフト5位
2021年から阪神タイガースのユニフォームに袖を通した山本泰寛。随所に存在感を示しているが、来シーズンはさらに熾烈なポジション争いが予想されている。
慶応高、慶応大を経て、2015年ドラフト5位で読売ジャイアンツへ入団。年々出場機会を増やし、2019年には自己最多の92試合に出場。堅実な守備を武器に一軍の戦力となった。
しかし、翌2020年はけがで出遅れると、夏場に実戦復帰後も一軍には呼ばれず。同年オフに阪神へトレード移籍となった。移籍後は内野のユーティリティーとして重宝されており、2022年は86試合出場で打率.249、2本塁打の成績。しぶとい打撃も光っている。
チームには今オフ、北海道日本ハムファイターズから渡邉諒、髙濱祐仁がトレード加入し、山本、北條史也らを含め右の内野手が飽和気味。貴重な戦力ではあるが、チーム事情を踏まえると、現役ドラフトにかかる可能性もゼロではないだろう。