まさかの大コケ…成績不振の新助っ人打者5人(4)大けがで長期離脱に…
2022/12/12
産経新聞社
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今も昔も、チームの浮上に欠かせないのが助っ人外国人選手の存在だ。特に2022年シーズンは、新たな助っ人打者の多くが日本の野球への適応に苦しみ、改めて異国の地で活躍する難しさが表れていた。ここでは、成績不振に終わった2022年の新加入助っ人打者5人を紹介する。
ブレイビック・バレラ
出身:ベネズエラ
投打:右投両打
身長/体重:180cm/86kg
生年月日:1992年1月8日
経歴:リセオホセアンドレスカスティーヨ高-カージナルス-ドジャース-オリオールズ-ヤンキース-ブルージェイズ
2022年、26年ぶりの日本一に輝いたオリックス・バファローズ。チームとしては有終の美を飾ったが、新助っ人として期待されたブレイビック・バレラは寂しい数字に終わった。
2017年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビューを果たしたバレラだが、レギュラー定着とはならず、さまざまな球団を転々とする。ニューヨーク・ヤンキースやトロント・ブルージェイズなどを経て、2021年オフにバファローズ入団が発表された。
傘下マイナーリーグでのプレーも長かったバレラを獲得した理由の1つとして、「三振の少なさ」が挙げられていた。マイナーでは1000試合以上に出場し、通算打率3割を残したことも評価ポイントだったと言えるだろう。さらに、複数ポジションを守れるユーティリティー性も長所だった。
しかし、シーズン開幕から1ヶ月半ほどが過ぎたタイミングで、空振りをした際に右手を骨折。長期離脱を余儀なくされたバレラは、復帰後も打撃・守備の両方で思うような活躍ができず。37試合に出場して打率.205・1本塁打と低迷し、2022年限りでの退団が決まった。