ロッテ入団のナバーロ、ドミニカで明かした日本への興味「落ちる球に慣れたい」
千葉ロッテに入団が決定したナバーロは1月、ドミニカ共和国のウインターリーグへ参加していた。来日直前、本人に直接意気込みを聞いた。
2016/01/27
オフはウインターリーグでプレー
ドミニカ共和国のウインターリーグも大詰めを迎えており、現在リーグチャンピオンを決めるファイナルシリーズの真っただ中だ。ともに首都サントドミンゴに本拠地を置く、リーグ随一の名門ティグレス・デル・リセイと、DeNAの筒香嘉智も在籍したレオーネス・デル・エスコヒードが激突している。そしてこのファイナルには、中日のアンダーソン・エルナンデスと先日ロッテ入りが発表されたヤマイコ・ナバーロ(両者ともリセイ)という2名のNPB所属選手がプレーしている。
1月13日にロッテ入団が発表されたヤマイコ・ナバーロ(28歳)。今年のウインターリーグにおいては、レギュラーシーズン及び準決勝ラウンドではプレーせず、1月20日からのファイナルシリーズからの登場となった。韓国リーグで2シーズン計79本塁打。特に昨シーズンはリーグ外国人記録となる48本塁打をマークしており、満を持しての日本球界入りだ。
――ファイナルシリーズからのウインターリーグ参戦となりました。
「本当はもっと早くプレーしたかったのですが、契約交渉があったりと中々動きがとれなかったんです。チームもいい状態だったし、どのタイミングで合流できるか探っていました。韓国のチームとの契約もあったりして、最近はウインターリーグに参加できなかったので、ファイナルでプレーできるのはすごく嬉しいですよ」
――ではやっと動き出したという状態ですか?
「いや、地元で練習は続けていたんでコンディションはいいですよ。今はここでプレーしながら体も作っていけるんで、日本に着いたらよりスムーズに行けると思います。仮にチームが優勝してもカリビアンシリーズ(2月1日開幕)には参加しないのであと数試合こなしたら日本へ行きます」
――日本でプレーするに至った経緯は?
「それについてここで多くを語れることはないですね(笑)。ただ言えることは、ロッテとの話がまとまって非常に嬉しいです。私を非常に高く評価し、迎えてくれて感謝しています」
――日本でのプレーに興味があったのですか?
「まず自分が気分よくプレーできるのが一番大事です。アメリカにせよ韓国にせよ、これまで自分がプレーしてきたところは全て居心地がよかったですよ。でも、時に変化を求めたくなることもありませんか?多くのドミニカ人の仲間も日本の野球は韓国よりレベルが高いと言っていますし、そういう意味での興味はありました。日本でのプレー経験がある仲間の何人かは、朝早起きして飛行機で移動するのがしんどいと言っていましたが、これはアメリカでも同じことをしてきましたからね。どこの国に行ってもそれぞれのスタイルに敬意を払いますよ。あと日本の投手はスプリットなど落ちる球をよく投げると聞いています。韓国でも投げる投手はいますが、それ以上だと日本でプレーした選手たちは言っています。そういうスタイルに早く慣れたいですね」
――日本ではより規律や忍耐力を求められると思います。アジャストする自信はありますか?
「もちろんありますよ。規律や忍耐力を持ち、チームメイトとうまくやっていく。韓国でもそういったことは求められてきましたし、アメリカでもそうでした。おそらく日本でもそうでしょう。当然のことと思いますよ」