華々しいデビューだったが…新人王獲得も伸び悩む現役5人(4)課題に苦しむアンダースロー
2022/12/10
産経新聞社
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オフシーズンを迎えたプロ野球。今シーズンの最優秀新人賞には、セ・リーグから大勢(巨人)、パ・リーグから水上由伸(西武)が選出。歴代の新人王には、順調に一流選手へと成長した例も多くあるが、さらなる活躍が期待されながら燻る選手もいる。今回は、新人王受賞後に伸び悩んでいる現役5人を紹介する。
高橋礼(福岡ソフトバンクホークス)
投打:右投右打
身長/体重:188cm/86kg
生年月日:1995年11月2日
経歴:専大松戸高-専修大
ドラフト:2017年ドラフト2位
高橋礼は、プロ2年目の2019年に12勝を挙げて新人王を獲得。長身を駆使したアンダースローは打者を翻弄したが、近年は登板機会を減らしている。
専大から2017年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスへ入団した高橋礼は、プロ1年目から12試合に登板し、防御率3.00の成績を残した。勝ち星こそ挙げられなかったものの、先発としても3試合に登板。ポストシーズンでも活躍を見せるなど実力を示した。
大卒2年目となった2019年は、開幕ローテーション入りを果たすと、先発の一角として23試合(143回)を投げ、12勝6敗、防御率3.34をマーク。新人王に輝く活躍で、チームの3年連続日本一に大きく貢献した。
翌2020年は中継ぎに回ると、勝利の方程式の一角を担い、チームトップタイの52試合に登板。27ホールドポイント(4勝23ホールド)、防御率2.65とブルペン陣を支える投球が光った。
先発再転向を目指した2021年シーズンだったが、制球難に加えて球速も落ち込み、ローテーションに食い込むことができず。今季はけがの影響で自己最少となる4試合登板にとどまった。ここ2年間は2軍暮らしが長いだけに、来季は正念場となる。