まさかの育成落ち…巨人、今オフに育成契約となった一軍クラスの5人。支配下登録を外れた選手たち
2022/12/13
産経新聞社
髙橋優貴
出身:茨城県
投打:左投左打
身長/体重:178cm/82kg
生年月日:1997年2月1日
ドラフト:2018年ドラフト1位
2018年ドラフト1位の髙橋優貴にとって、来シーズンは信頼を取り戻すための1年になりそうだ。
髙橋は、八戸学院大学時代にリーグ戦通算14勝を挙げた。また、通算301奪三振は、リーグの最多記録に。高い素質を備えていた一方、メンタルの脆さを指摘されることもあった。それでもプロ初登板で阪神タイガース相手に初勝利を挙げ、読売ジャイアンツでは59年ぶりの「大卒新人による初登板初先発初白星」という快挙を成し遂げる。ルーキーイヤーは18試合(93回)を投げ、5勝7敗・防御率3.19の成績となった。
翌2020年は登板機会を減らしたが、プロ3年目の2021年は3・4月度の月間MVPを獲得するなど先発ローテーションの一角として活躍し、チーム最多の11勝、防御率3.39をマーク。しかし、勝ち星を伸ばした中で四球も多く、27試合に登板しながら規定投球回には到達しなかった。
さらなる躍進が期待された今シーズンだったが、序盤から不安定な投球が続き、7月中旬からは2軍暮らしに。9月には左肘のクリーニング手術を受けた。来季は育成選手として再起を図るドラ1左腕が、もう一度這い上がれるのか注目だ。