栄光から一転…プロ野球、減額制限以上の年俸ダウンを経験した大物6人。大減俸となった選手たち
2023/12/22
産経新聞社
岩瀬仁紀
出身:愛知県
投打:左投左打
身長/体重:181cm/84kg
生年月日:1974年11月10日
ドラフト:1998年ドラフト2位
日本を代表するクローザーとして活躍した岩瀬仁紀。通算1002試合登板、407セーブはNPB歴代最多記録となっている。
愛知県出身の岩瀬は、西尾東高校、愛知大学、NTT東海を経て中日ドラゴンズに逆指名で入団。愛知一筋で地元球団を選んだ岩瀬は、1年目から中継ぎでフル回転。65試合に登板して防御率1.57、さらにリリーフながら2桁10勝を挙げた。
落合博満が監督に就任した2004年以降は、不動の抑えとして君臨。変わらぬ安定感と鉄腕ぶりで貢献し、2005年から9年連続30セーブ以上を記録した。しかし、勤続疲労が影響したのか2015年に左肘痛を発症。同年は1軍登板なしに終わり、契約更改では減額制限を超える年俸ダウンを提示された。
それでも2017年、岩瀬は50試合に登板。カムバック賞を受賞する復活劇を見せ、ドラゴンズファンのみならず、多くのプロ野球ファンに感動と勇気を与えた。