栄光から一転…プロ野球、減額制限以上の年俸ダウンを経験した大物6人。大減俸となった選手たち
2023/12/22
産経新聞社
小笠原道大
出身:千葉県
投打:右投左打
身長/体重:178cm/84kg
生年月日:1973年10月25日
ドラフト:1996年ドラフト3位
フルスイングで観客を魅了した小笠原道大も、晩年に大幅な減俸を経験している。
日本ハムファイターズに入団した小笠原は、捕手から一塁へ本格コンバートした1999年にレギュラー獲得。強打の2番打者として規定打席に到達すると、2000年からは5年連続打率3割超を記録。首位打者2回、最多本塁打・最多打点・最優秀選手1回という活躍ぶりで、2007年からFAで読売ジャイアンツに加入した。
巨人でも移籍初年度にリーグを跨いで2年連続となるシーズンMVPを受賞。その後も安定した成績を残していたが、統一球の影響もあったのか2011年から大不振に。同年から規定打席にも届かないシーズンが続き、2012年に至っては34試合出場・打率.152・本塁打なしに終わった。
同年オフの契約更改では、当時の球界最大減俸額を更新したと報じられた。小笠原にとって、巨人でのプレーは栄光と挫折の両方を経験したと言えるだろう。