まさに「勝ち組」? プロ野球、長期の大型契約を結んだ現役5人 球界を代表する一流選手たち
2023/01/19
産経新聞社
山田哲人
出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/76kg
生年月日:1992年7月16日
ドラフト:2010年ドラフト1位
プロ野球史上初となる3度のトリプルスリー達成者であり、東京ヤクルトスワローズだけでなく日本を代表するセカンドが山田哲人である。
高卒1年目の2011年、中日ドラゴンズとのクライマックスシリーズ(CS)で1軍デビューという異例のスタートを飾った山田。2013年から出場機会を大幅に増やすと、2014年に打率.324・29本塁打を記録し、躍進が始まった。
翌2015年、打率.329・38本塁打・34盗塁で球団史上初のトリプルスリーを達成。また、史上3人目となる「トリプルスリーと100打点」をクリアするなど、圧倒的な成績を残した。2022年終了時点で30本塁打以上を5回、打率3割を4回マークしている。
2020年オフには、フリーエージェント(FA)による移籍の可能性も取り沙汰されていたが、球団と7年契約を締結。契約終了時には35歳となるため、生涯スワローズを決断したといえるだろう。ただ、2018年以降は打率3割を残せておらず、今シーズンの三振数はリーグワーストの140。やや成績に陰りが見え始めている山田は、もう一度トリプルスリーに近い活躍を見せられるだろうか。