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近年同タイプの選手は軒並み苦戦。巨人ギャレットは助っ人になれるか

 巨人の新4番候補として期待がかかるジョーンズ。しかしパワーヒッター・左投手が苦手・一塁兼外野手とこのタイプの選手の活躍例は多くない。米時代の成績は元阪神で期待を大きく裏切ったメンチと酷似している。

2016/01/30

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ギャレットは中軸での起用か?

 米データサイト『Baseball Reference』では、各選手と通算成績の類似する選手が紹介されている。その中でギャレットと類似する選手として元近鉄のリー・スチーブンス、そして32歳の時点までという限定で元阪神のケビン・メンチの2助っ人の名前があげられている。
 
 スチーブンスのメジャーでの活躍はその大半が来日後のため比較は難しいが、32歳までの時点でのメンチとの成績比較は以下のようになっている。
 
ギャレット 708試合 581安打 102本塁打 .254/.316/.458 (2007~2013)
メンチ 729試合 632安打 89本塁打 .268/.324/.456 (2002~2010,2009年来日)
 
 メジャーでの成績と来日後の成績が比例しないことは承知の上だが、31歳で来日したメンチが、15試合で打率.148と日本に全く適応できていなかったことは、同程度の成績を残しさらに3つ年齢を重ねた時点で来日するギャレットにとって良い兆候とは言えないだろう。
 
 高橋由伸新監督も「クリーンアップを打ってほしい」と大きな期待をかけるギャレット。実際、どこまで日本球界で活躍できるのか。キャンプから注目だ。

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