WBC出場の代償? 大会後に成績を落とした代表戦士5人。レギュラーシーズンで苦しんだ選手たち
2023/10/29
Getty Images
小松聖
シーズン成績:17試合(91回1/3)、1勝9敗、74奪三振、防御率7.09(2009年)
2008年シーズンに新人王を獲得し、大ブレイクを果たした小松聖。第2回WBCでは好投を見せたが、2009年のレギュラーシーズンでは不本意な成績に終わった。
2006年大学生・社会人ドラフト希望枠でオリックス・バファローズに入団。即戦力として期待されたルーキーイヤーこそ8試合の登板に終わったが、翌2008年に先発へ転向し、大ブレイクを果たした。同年は36試合(172回1/3)を投げ、15勝3敗、防御率2.51の好成績を残し、新人王に輝いた。
この活躍により、2009年に開催された第2回WBCの日本代表に抜擢。登板機会は1試合のみだったが、宿敵・韓国を相手に2回1/3を投じて5奪三振無失点の好リリーフを披露した。
大会後のレギュラーシーズンでは、開幕投手に抜擢。しかし開幕戦で打ち込まれると、その後も不安定な投球が続き、年間を通して精彩を欠いた。最終的に17試合の登板にとどまり、1勝9敗、防御率7.09と大きく低迷。その後のキャリアでも、2008年シーズンの輝きは取り戻せなかった。