WBC出場の代償? 大会後に成績を落とした代表戦士5人。レギュラーシーズンで苦しんだ選手たち
2023/10/29
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大隣憲司
シーズン成績:7試合(42回2/3)、3勝3敗、29奪三振、防御率3.38(2013年)
大隣憲司は、第3回WBCに出場した2013年に大けがを負った。
2006年大学生・社会人ドラフト希望枠で福岡ソフトバンクホークスに入団。プロ2年目の2008年に開幕ローテーション入りを果たし、11勝を挙げるなどブレイクを果たした。その後は故障に苦しむシーズンもあったが、先発の一角として活躍。2012年は25試合(177回1/3)を投げ、12勝8敗、防御率2.03をマークした。
貴重な先発左腕として、2013年に開催された第3回WBCの侍ジャパン日本代表に選出。2試合に先発登板し、1勝1敗、防御率3.00とまずまずの投球を披露した。
大会後のレギュラーシーズンでは、シーズン序盤から故障での戦線離脱が続いた。6月には国指定の難病「黄色靭帯骨化症」の診断を受け、シーズン中に手術を受けた。最終的に7試合登板で3勝3敗、防御率3.38の成績。大隣にとって苦しい1年となった。