WBC出場を弾みに…大会後に成績を伸ばした選手5人。キャリアハイを叩き出した日本代表戦士たち
2023/01/13
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WBC2023 侍ジャパン 最新情報(最新ニュース)
「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の開催を控え、各国で大物選手の招集が決まるなど、既に大きな盛り上がりを見せている。一方で、レギュラーシーズンへの影響から出場辞退する選手も少なくないが、経験を糧に成績を伸ばす選手もいる。ここでは、大会後のシーズンでキャリアハイを記録したNPB戦士5人を紹介する。
亀井善行(義行)
シーズン成績:134試合、打率.290、142安打、25本塁打、71打点、12盗塁(2009年)
亀井善行(当時:義行)は、第2回WBCへの出場をきっかけに飛躍を遂げた。
2004年ドラフト4巡目で読売ジャイアンツから指名を受けプロ入り。入団後は結果を残せないシーズンが続いたが、2008年に一軍へ定着した。同年は96試合出場で打率.268(規定未満)、5本塁打の成績だった。
実績が少ない中、持ち味の一つである外野守備が高く評価され、翌2009年の第2回WBC日本代表にサプライズ選出。本戦では3試合の出場にとどまったが、スーパーサブとして世界一に尽力した。
同年のレギュラーシーズンが開幕すると、打撃が開眼。シーズン途中から5番打者に定着し、初の規定打席に到達した。最終的に134試合に出場し、打率.290、25本塁打、71打点と軒並みキャリアハイを記録。ゴールデングラブ賞も受賞し、大躍進のシーズンとなった。