大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



WBC出場を弾みに…大会後に成績を伸ばした選手5人。キャリアハイを叩き出した日本代表戦士たち

2023/01/13

text By

photo

Getty Images



田中将大


シーズン成績:28試合(212回)、24勝0敗1セーブ、183奪三振、防御率1.27(2013年)
 
 田中将大は、第3回WBCに出場した2013年シーズンに数々の快挙を打ち立てた。
 
 2006年高校生ドラフト1巡目で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。高卒1年目から11勝を挙げ、新人王に輝いた。2011年には19勝5敗、勝率.792、防御率1.27の好成績を残し、投手3冠(防御率・勝利・勝率)と沢村賞などを受賞した。
 
 日本球界のエースとして君臨し、2013年に開催された第3回WBCの侍ジャパン日本代表に選出された。状態が上がらないまま本大会に臨み、リリーフ起用がメインとなったが、4試合登板、防御率2.57にまとめた。
 

 
 同年のレギュラーシーズンでは調子を取り戻し、破竹の勢いで連勝を重ねた。最後まで圧巻の投球を続け、最終的に28試合(212回)を投げ、24勝0敗1セーブ、183奪三振、防御率1.27と驚異の成績。球団史上初のリーグ優勝、日本一の原動力となり、最優秀選手(MVP)と沢村賞などを獲得した。

1 2 3 4 5


error: Content is protected !!