WBC出場を弾みに…大会後に成績を伸ばした選手5人。キャリアハイを叩き出した日本代表戦士たち
2023/01/13
Getty Images
ウラディミール・バレンティン
シーズン成績:130試合、打率.330、145安打、60本塁打、131打点(2013年)
ウラディミール・バレンティンは、第3回WBCに出場した2013年にNPBシーズン最多本塁打記録を樹立した。
2011年シーズンから東京ヤクルトスワローズでプレー。来日1年目は打率.228ながら31本塁打を放ち、いきなり本塁打王に輝いた。翌2012年も、2年連続で本塁打のタイトル(31本)を戴冠。
この活躍が評価され、2013年に開催された第3回WBCのオランダ代表に選出。同大会では4番打者を任されていたが、第2ラウンドのキューバ戦で負傷し、無念の途中離脱となった。
故障の影響を受け、レギュラーシーズンの開幕には間に合わなかったが、4月中旬に昇格後は本塁打を量産。最後までその勢いは衰えず、NPBシーズン最多本塁打記録を更新した。最終的に130試合の出場で、打率.330、60本塁打、131打点、出塁率.455をマーク。すべてが日本球界でのキャリアハイとなり、けが明けながら圧倒的な成績を叩き出した。