“下剋上”のキーマンに? 中日ドラゴンズ、注目の新戦力5人。活躍が期待される新加入選手たち
2023/01/21
Getty Images、産経新聞社
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2022年は、セントラル・リーグ最下位に沈んだ中日ドラゴンズ。2023年シーズンは2年ぶりのAクラス、さらには2011年以来のリーグ優勝を目指す。チームの浮上には、やはり新戦力の台頭が不可欠だ。そこで今回は、中日で注目したい新加入選手5人を紹介する。
涌井秀章
投打:右投右打
身長/体重:185cm/85kg
生年月日:1986年6月21日
経歴:横浜高
ドラフト:2004年ドラフト1巡目
今オフ積極的にトレード補強を行っている中日ドラゴンズにおいて、最注目の存在となっているのが涌井秀章だ。
2004年ドラフト1巡目で西武ライオンズに入団すると、高卒2年目に12勝を挙げる活躍を見せた。翌2007年に最多勝のタイトル(17勝)を初受賞すると、2009年には27試合(211回2/3)を投げ、16勝6敗、11完投4完封、防御率2.30と傑出した成績を残し、最多勝、沢村賞にも輝いた。
2013年オフには、千葉ロッテマリーンズへフリーエージェント(FA)移籍。加入2年目に3度目の最多勝(15勝)を手にした。しかし、2017年以降は2桁勝利から遠ざかり、2019年オフに東北楽天ゴールデンイーグルスへトレード移籍。加入初年度は120試合制の短縮シーズンとなったが、11勝を挙げる復活劇で、NPB史上初となる3球団での最多勝受賞者となった。
2022年も一軍戦力として好投を続けていたが、5月中旬に打球直撃で右手中指を骨折。長期離脱を強いられ、キャリアワーストの10試合登板にとどまった。今オフには、阿部寿樹との交換トレードで中日への移籍が決定。自身初となるセントラル・リーグの舞台で、さらなる輝きを放ちたい。