引退危機からカムバック! プロ野球、現役続行のピンチを乗り越えた5人。復活を遂げた選手たち
2023/01/26
産経新聞社
中島宏之(裕之)
投打:右投右打
身長/体重:180㎝/90㎏
生年月日:1982年7月31日
経歴:伊丹北高
ドラフト:2000年ドラフト5位
中島宏之も、新天地で一花咲かせた選手の1人だ。
2000年ドラフト5位で西武ライオンズに入団すると、高卒4年目の2004年に遊撃のレギュラーに定着。2008年には打率.331、21本塁打、81打点、25盗塁、出塁率.410の好成績を残し、最高出塁率のタイトルに加え、ベストナインとゴールデングラブ賞も獲得した。
2013年からのMLB挑戦を経て、オリックス・バファローズに移籍。移籍3年目の2017年には124試合に出場し、打率.285、9本塁打を記録した。しかし、翌2018年はけがの影響もあって出場機会を減らし、同年オフに減額制限を超える年俸ダウン提示を受けて退団を決断した。
その後、読売ジャイアンツと契約合意に至ったが、2019年は打撃不振に苦しんだ。それでも、2020年は100試合出場で打率.297、7本塁打と復活を印象付ける数字を残した。その後もベテランらしい働きを見せ、40歳を迎えた2022年も右の代打として存在感を示した。