引退危機からカムバック! プロ野球、現役続行のピンチを乗り越えた5人。復活を遂げた選手たち
2023/01/26
産経新聞社
宮地克彦
投打:左投左打
身長/体重:175cm/82kg
生年月日:1971年8月28日
経歴:尽誠学園高
ドラフト:1989年ドラフト4位
福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)移籍後に飛躍を遂げた宮地克彦。遅咲きの巧打者として実績を上げた。
1989年ドラフト4位で西武ライオンズに投手として入団した。首脳陣からの期待も大きかったが、投手としては結果を残せず、1993年に外野手へ転向。しばらくは二軍を主戦場としたが、1998年にイースタン・リーグの首位打者(.353)となるなど非凡な打撃センスを発揮した。
2002年には、一軍で100試合に出場するなど頭角を現したが、翌年はけがの影響で出場機会が激減。同年オフに戦力外通告を受けると、12球団合同トライアウトを受験したのち、ダイエー入団が決まった。
移籍初年度の2004年、シーズン途中から右翼のレギュラーに定着。打率.310(規定未満)の好成績を残すと、翌2005年は年間を通した活躍を見せ、プロ16年目で初めて規定打席に到達した。最終的に打率.311、出塁率.391をマークし、ベストナインに輝いた。わずか3シーズンの在籍となったが、強いインパクトを残した。