2000本安打・500本塁打・1500打点越えもタイトルに縁なし。清原和博容疑者逮捕で、野球殿堂入り遠のく
覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで元プロ野球選手・清原和博容疑者が現行犯逮捕された。プロ野球の世界に入ってもタイトルに縁がなかったが、数々の大記録を残したスター選手の逮捕に、野球ファンからも失望と驚きの声が広がっている。
2016/02/03
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2000本安打、500本塁打、1500打点をクリアした6人のうちの一人
清原和博はPL学園時代、5回連続で甲子園に出場。優勝2回、準優勝2回、ベスト4が1回。甲子園通算13本塁打、1大会5本塁打の記録を残し、同級生の投手桑田真澄とともに「KKコンビ」と言われた、
1985年、ドラフト1位で西武ライオンズに入団。
清原自身は早くから巨人入団を希望しており巨人もその意向と言われたが、ふたを開けてみると巨人は、早稲田大学進学を表明していた同級生の桑田真澄を1位指名。清原は失意のうちに西武に入団した。
すでにその実力はプロ級で、1年目に打率.304、打点78、本塁打31をマーク。これらはすべて高卒新人の歴代最高記録だ。文句なしに新人王に選ばれた。
以後、22年にわたって西武ライオンズ、読売ジャイアンツ、オリックスバファローズで活躍。プロ入り1年目から13年連続20本塁打、30本塁打以上は7回と、球界屈指の長打力を発揮した。
通算2122本安打(歴代25位)、525本塁打(歴代5位)、1530打点(歴代6位)。オールスターゲーム出場は18回。時代を代表するスター選手だった。
2000本安打、500本塁打、1500打点をクリアした選手は、王貞治、野村克也、門田博光、落合博満、張本勲、清原和博の6人だけ。まさに球史に残る強打者だった。