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2000本安打・500本塁打・1500打点越えもタイトルに縁なし。清原和博容疑者逮捕で、野球殿堂入り遠のく

覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで元プロ野球選手・清原和博容疑者が現行犯逮捕された。プロ野球の世界に入ってもタイトルに縁がなかったが、数々の大記録を残したスター選手の逮捕に、野球ファンからも失望と驚きの声が広がっている。

2016/02/03

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タイトルに縁がなく、歴代1位の死球数も影響

 しかし、清原は最高出塁率2回、最多勝利打点1回のタイトルはあるが、本塁打、打点、打率の「打撃三冠」のタイトルには縁がなかった。
 そのために「無冠の帝王」の名前も冠せられた。
 
 三振数(1955)で歴代1位。しかし同じく歴代1位の死球数(196)は、清原が投手陣の厳しい内角攻めにさいなまれたことを意味している。死球禍で清原は何度も戦線離脱を余儀なくされた。
 
 死球を克服できなかったことが「無冠の帝王」につながったという識者もいる。
 
 成績だけを見れば、近い将来、野球殿堂入りの有力候補でもあった。
 事実、殿堂入り候補となってからの清原の票数は69票、65票、76票。他の選手の数字の伸びと比較しても、そのことがうかがえる。
 
 さて、球史に残る大成績をあげながら、殿堂入りしていない選手には江夏豊がいる。シーズン401奪三振などのNPB記録を持っているが、引退後、覚醒剤所持の現行犯で逮捕され服役した(現在はプロ野球解説者として活動している)。
 
 今回の逮捕で、清原の野球殿堂入りも白紙に戻ったといえるだろう。

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