【ドミニカの眼】カリビアンシリーズで注目も、不調のロッテ・デスパイネ。亡命手引きの悪徳ブローカーの標的に?
2月1日(日本時間2月2日)にカリビアンシリーズが開幕。今年もデスパイネは注目選手にあげられている。
2016/02/05
高橋康光
マリーンズには2月中旬合流予定
2月1日(日本時間2月2日)に第58回カリビアンシリーズが開幕した。
今年の開催地はドミニカ共和国の首都サントドミンゴ。昨年の大会では招待国のキューバ代表ピナール・デル・リオが優勝を果たし、フレデリク・セペダ(元巨人)がMVPを獲得したのは記憶に新しいところである。
同大会は、毎年日本のキャンプインとほぼ同時に始まることもあり、NPB所属選手の参加はないのが通例である。
今大会出場選手ではキューバ代表シエゴ・デ・アビラのアルフレド・デスパイネのみが現役のNPB所属選手となる。久しぶりにユニフォーム姿で公の場に登場したデスパイネは、今大会でも注目選手の1人であり、現地でも話題になっている。そんなデスパイネの近況がいくつか入ってきている。
キューバチーム初戦となった2月2日、多くの報道陣が集まる中で囲み取材を受け、その中で日本への合流時期についての質問に対し、「2月15日には日本へ行く」と回答していたことをお伝えしておきたい。
日本での疲れも考慮され、今季のキューバ国内リーグへの参加を免除されているデスパイネ。昨年は、カリビアンシリーズ後も国内リーグへと戻ったが、今年はロッテのキャンプへ合流ということになりそうだ。これに関してはマリーンズファンも一安心というニュースであろう。
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