“苦労人”がついに…NPB入りを叶えたオールドルーキー5人。即戦力として期待される選手たち
2023/02/17
産経新聞社
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毎年新しい選手が入っては、球界を去る者がいるプロ野球の世界。厳しい環境で1軍定着を狙う選手の中には、20代中盤〜後半に差し掛かってプロ入りを果たした「オールドルーキー」と呼ばれる選手も存在し、活躍する選手も少なくない。そこで今回は、2022年に入団した「オールドルーキー」を5人紹介する。
船迫大雅
出身:宮城県
投打:右投左打
身長/体重:174cm/74kg
生年月日:1996年10月16日
ドラフト:2022年ドラフト5位
巨人では1972年に指名された山本和雄以来となる、26歳という年齢でドラフト指名を受けた船迫大雅。手薄な中継ぎ陣を支える一人として、開幕からの活躍が期待されている選手だ。
聖光学院では、3年夏にエースとして甲子園に出場。2回戦の佐久長聖高校との試合では9回2失点で完投勝利を挙げると、準々決勝で日本文理高校に敗れたが、この試合も8回3失点という好投を見せた。
その後、東日本国際大学へ進学。4年時にはプロ志望届を出したものの指名漏れとなり、西濃運輸に入社した。
社会人野球の舞台で引き続きプレーをすることになった船迫は、2度の指名漏れからさらに鍛錬を重ね、サイドスローから繰り出される直球は最速151km/hにまで成長。ようやくプロの世界に飛び込むこととなった。
昨シーズンの巨人はリリーフ陣がうまく機能せず、大勢につなぐまでの7・8回が課題となっていた。キャンプまたはオープン戦の活躍によっては、船迫が勝利の方程式に割って入る可能性も十分あるだろう。