大ピンチから一転…春季キャンプテスト生から合格した5人。選手契約を勝ち取った選手たち
2023/02/20
産経新聞社
今岡真訪
出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:185cm/83kg
生年月日:1974年9月11日
ドラフト:1996年ドラフト1位
阪神タイガースで、2度のリーグ優勝に大きく貢献した今岡真訪(当時の登録名は今岡誠)。波のある選手ではあったが、阪神の主軸として活躍したことは疑いようのない事実だ。
今岡はPL学園から東洋大学を経由し、逆指名で阪神に入団。入団2年目のシーズンで133試合に出場し、打率.293という好成績を残した。
以降は際立った成績を残せないまま3年が過ぎたが、2002年に大きく飛躍。初めて打率3割をクリアし、翌2003年は首位打者(.340)を獲得した。
そして、2005年はクリーンアップの一角を担い、147打点という驚異的な数字で打点王を戴冠。一しかし、その後はけがの影響もあって結果を残せず。2009年オフに戦力外となった。
現役引退も考えたというが、千葉ロッテマリーンズの春季キャンプにテスト生として参加。合格を勝ち取り、もう一度野球ができるチャンスを得た。
ロッテに移籍後も、シーズン成績では苦しんだ。それでも「史上最大の下剋上」と呼ばれた2010年、クライマックスシリーズ(CS)でチーム唯一の本塁打を放ったように、ここぞの場面で頼りになるバッターだった。