大ピンチから一転…春季キャンプテスト生から合格した5人。選手契約を勝ち取った選手たち
2023/02/20
産経新聞社
吉井理人
出身:和歌山県
投打:右投右打
身長/体重:188cm/95kg
生年月日:1965年4月20日
ドラフト:1983年ドラフト2位
今シーズンから千葉ロッテマリーンズの指揮官に就任したのが、日米の7球団でプレーした経歴をもつ吉井理人だ。
箕島高校からドラフト2位で近鉄バファローズに入団した吉井は、プロ2年目に一軍初登板を果たす。だが、同年は防御率21.00とプロの壁に跳ね返され、翌年も2試合の登板にとどまった。
しかし、プロ4年目の1988年は抑えとして50試合に登板。24セーブ・防御率2.69という成績を残し、飛躍を遂げた。
その後も近鉄で活躍したのち、1995年からはヤクルトスワローズでプレー。先発として3年連続2桁勝利の実績を残し、メジャーリーグに挑戦した。
2003年に日本球界へ復帰した吉井だったが、翌年限りでオリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)から戦力外通告を受けた。ただ、プロ野球再編問題の影響もあり、テスト生として同球団の春季キャンプに参加。テストに合格し、現役を続行できることになった。
オリックスには2007年まで在籍し、最後はロッテで現役引退。日米通算で121の勝ち星を積み上げた。