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大ピンチから一転…春季キャンプテスト生から合格した5人。選手契約を勝ち取った選手たち

2023/02/20

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産経新聞社



ミチェル・アブレイユ


出身:キューバ
投打:右投右打
身長/体重:187cm/111kg
生年月日:1979年1月2日
 
 テスト生の立場から、最終的に打撃タイトルを獲得したのがミチェル・アブレイユだ。
 
 キューバ国内リーグで圧倒的な成績を残し、2006年から渡米した。マイナーリーグ、さらにはメキシカンリーグでの活躍がスカウトの目に留まり、2013年に北海道日本ハムファイターズの春季キャンプにテスト生で参加。そのまま契約を勝ち取った。
 

 
 開幕スタメンにも名を連ねたアブレイユは、開幕3戦目に初ホームラン。シーズン序盤は5番で起用され、中盤以降は3番、4番を任されるなど中軸として活躍した。
 
 シーズン終盤のオリックス戦では1試合2本塁打を放ち、パ・リーグ唯一の30本塁打に到達。最終的に打率.284・31本塁打・95打点をマークし、来日1年目で本塁打王のタイトルを獲得した。
 
 しかし、翌2014年の開幕直前に腰椎ヘルニアが発覚。長期離脱を余儀なくされ、同年はわずか6試合の出場でシーズン途中に退団となった。チームは3位に位置したが、もしアブレイユがいたらどうなっていたか、想像せざるを得ない終わり方だった。

 
【了】

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