“躍進”の兆しも…期待外れに終わったオープン戦首位打者5人。レギュラーシーズンは打撃不振に
2023/02/23
産経新聞社
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2023年シーズンのプロ野球は、いよいよ春季非公式試合(オープン戦)に突入。若手にとってはレギュラー奪取へのアピールの場となるが、これまでもオープン戦で活躍したものの、飛躍できなかった選手が数多く存在する。そこで今回は、オープン戦で首位打者を獲得した一方、シーズンで苦しんだ5人を紹介する。
楠本泰史(2019年)
出身:大阪府
投打:右投左打
身長/体重:180cm/82kg
生年月日:1995年7月7日
ドラフト:2017年ドラフト8位
オープン戦で首位打者となったものの、シーズンで活躍できなかった選手の1人が、横浜DeNAベイスタ―ズの楠本泰史だ。
花咲徳栄高校では、夏の甲子園に出場することは叶わず、東北福祉大学へ。大学では日本代表に選ばれるなど活躍し、ドラフト7位で横浜から指名。「目標」と語っていたプロ入りを実現させた。
1年目はファームで打率3割を超える成績を残し、走塁ミスによって2軍に降格した時期もありながら、1軍の試合にも56試合に出場するなど経験を積んでいった。
そして、翌2019年はオープン戦で打率.388を記録し、オープン戦の首位打者に。シーズンでの活躍が期待された一方、1年目よりも出場機会を減らす形(39試合)となり、打率も.208に終わった。
翌年以降も目立った活躍はできていなかったが、昨季はキャリアハイの94試合に出場。打率.252と一定の成績を残しており、特に終盤は活躍する場面が目立った。今年はレギュラー定着を狙うシーズンになる。