もう後がない…中日、崖っぷちに追い込まれた5人。勝負のシーズンに挑む選手たち
2023/02/24
産経新聞社
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オープン戦に突入した2023年のプロ野球。若手のアピールが目立っているが、近年は結果の残せていない中堅・ベテランにとっては、生き残りをかけた争いが続く。各球団を見ると、それぞれ正念場を迎えた選手たちがいる。今回は、勝負のシーズンに臨む中日ドラゴンズの選手5人を紹介する。
田島慎二
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/87kg
生年月日:1989年12月21日
ドラフト:2011年ドラフト3位
プロ通算106セーブを記録している実力者で、復活を期待されている選手が田島慎二である。
高校時代にキャッチャーからピッチャーへ転向し、大学は地元の東海学園大学に進学。決して有名な選手とは言えなかったものの、中日ドラゴンズが2011年ドラフト3位で田島を指名し入団した。
すると、ルーキーイヤーから56試合に登板して35ホールドポイント(5勝30ホールド)、防御率1.15と大活躍した。
翌年以降は苦しむシーズンもありながら、2016年には開幕から27試合連続無失点というプロ野球記録を達成。2017年はクローザーの役割を担い、63試合登板で34セーブを挙げるなど、チームのためにフル回転を見せた。
ところが一転して2018年以降は苦しむシーズンが続き、2020年には右肘を痛め、右肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を決断。
直近2シーズンは20試合程度の登板数にとどまっており、完全復活とは言えない状態が続いている田島。清水達也など若手の台頭など、リリーフ陣の競争が激しさを増しているなかで、再び田島が躍動する姿を見たいところだ。