もう後がない…中日、崖っぷちに追い込まれた5人。勝負のシーズンに挑む選手たち
2023/02/24
産経新聞社
大野奨太
出身:岐阜県
投打:右投右打
身長/体重:177cm/80kg
生年月日:1987年1月13日
ドラフト:2008年ドラフト1位
木下拓哉の台頭により、苦しい立場に立たされている大野奨太。豊富な経験を活かし、北海道日本ハムファイターズ在籍時のように出場機会を増やしたいところだ。
東洋大学時代から守備面での評価が非常に高く、日米大学野球の日本代表に選出されたほか、リーグ戦のMVP獲得など活躍を見せた大野。その実績を評価され、日本ハムからドラフト1位指名を受けた。
当時の日本ハムは髙橋信二と鶴岡慎也がキャッチャーとして出場していたが、高橋のファースト専念などもあり、大野はプロ1年目から戦力として活躍。毎年のようにシーズン半分以上の試合に出場した。
2013年はパ・リーグ盗塁阻止率ランキングトップに立つと、2016年はチームの日本一に大きく貢献し、ゴールデン・グラブ賞獲得といった躍動ぶりを見せた。
2017年オフにフリーエージェント(FA)権を行使して中日ドラゴンズに移籍。もちろん正捕手としての活躍が期待されたが、手術をした右肘が思うように回復せず。移籍1年目は日本ハム時代を含めて最少の63試合出場に終わった。
さらに、直近2シーズンに至ってはわずか8試合の出場のみ。今シーズンの大野はまさに「背水の陣」で臨む必要があるだろう。