もう後がない…中日、崖っぷちに追い込まれた5人。勝負のシーズンに挑む選手たち
2023/02/24
産経新聞社
堂上直倫
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/88kg
生年月日:1988年9月23日
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
今季でプロ17年目を迎える堂上直倫も、崖っぷちの立場に立たされている一人だ。
堂上は愛工大名電高校で通算55本のホームランを放ち、地元球団の中日ドラゴンズから高校生ドラフト1巡目指名を受けた。
入団後しばらくは1軍でヒットが出なかったものの、主力の井端弘和が故障で離脱したことをきっかけに、2010年は1軍での居場所を確保。規定打席未満ながら打率.263と一定の成績を残した。
打撃で苦しいシーズンが続いたなか、2016年に自身初の規定打席到達。打率.254に加えて安定感のある内野守備も相まって、正遊撃手として存在感を放った。
とはいえ、規定打席に到達したのはこの年限りで、レギュラー定着とはなっていない現状である。
打撃面では、2019年に2桁本塁打を放つなどパンチ力を秘めている。しかし、2割台前半の打率ではどれだけ守備力が高くても定位置確保は難しいだろう。ベテランの域に突入する堂上の躍動は、多くの中日ファンが期待しているはずだ。