もう後がない…広島カープ、崖っぷちに追い込まれた5人。勝負のシーズンに挑む選手たち
2023/02/26
産経新聞社
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オープン戦に突入した2023年のプロ野球。若手のアピールが目立っているが、近年は結果の残せていない中堅・ベテランにとっては、生き残りをかけた争いが続く。各球団を見ると、それぞれ正念場を迎えた選手たちがいる。今回は、勝負のシーズンに臨む広島東洋カープの選手5人を紹介する。
野村祐輔
出身:岡山県
投打:右投右打
身長/体重:177cm/86kg
生年月日:1989年6月24日
ドラフト:2011年ドラフト1位
新人王の獲得というキャリアのスタートから一転、ここ数年は結果を残せていない野村祐輔。今季に懸ける思いは強いものがあるはずだ。
広陵高校、明治大学でエースを務め、高校3年夏の甲子園準優勝、大学ではリーグ戦通算30勝&300奪三振という実績を残した野村。単独指名で広島東洋カープにドラフト1位入団を果たした。
ルーキーイヤーから年間通して先発ローテーションを守り抜き、打線の援護なく9勝11敗となったが、防御率1.98をマーク。支配的な投球が評価され、新人王に輝いた。
翌2013年は12勝とさらに勝ち星を増やし、カープの将来を担う先発として期待される存在となった。2016年には16勝3敗・勝率.842・防御率2.71とエース級の成績を残し、リーグ優勝の原動力に。自身は最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した。
しかし、2018年以降は実力を発揮できないシーズンが続き、登板機会も年々減少。先発の役割を全うできないシーズンが続いている。
ここ5年は、すべてのシーズンで防御率が4点台を超えており、安定感に陰りが見え始めいる。実績十分のピッチャーであるだけに復活が望まれている。