もう後がない…広島カープ、崖っぷちに追い込まれた5人。勝負のシーズンに挑む選手たち
2023/02/26
産経新聞社
中﨑翔太
出身:鹿児島県
投打:右投右打
身長/体重:186cm/101kg
生年月日:1992年8月10日
ドラフト:2010年ドラフト6位
広島東洋カープの3連覇に大きく貢献した一方、完全復活を果たせていない選手が中崎翔太だ。
高卒2年目から着実に1軍での出番を増やしていった中﨑は、2015年から抑えを任される存在に。同年は自己最多の69試合に登板し、29セーブを記録した。
25年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた2016年の成績は目覚ましく、61試合登板で34セーブ・防御率1.32をマーク。優勝決定試合でもゲームを締めくくった。同年から3年連続で胴上げ投手となるなど、チームを象徴する存在として活躍し続けた。
しかし、2019年は開幕から調子が上がらず、成績不振でファームに降格する時期もあるなど、かつての投球から程遠い状態に。
フル回転で働き続けた影響か、2020年・21年はともに10試合未満の登板に終わった中崎。昨年は登板数こそ28と増えたが、防御率6点台と苦しみ、ベンチで感情を露わにする場面もあった。
現在の守護神・栗林良吏につなぐセットアッパーの座を確保するために、今季は結果が問われるシーズンとなるだろう。