もう後がない…ヤクルト、崖っぷちに追い込まれた5人。勝負のシーズンに挑む選手たち
2023/02/28
産経新聞社
西田明央
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/83kg
・生年月日:1992年4月28日
・経歴:北照高
・ドラフト:2010年ドラフト3位
打撃で存在感を示す西田明央。近年は、一軍の捕手層の中に食い込めないシーズンが続いている。
2010年ドラフト3位で東京ヤクルトスワローズに入団。プロ入り後はファームで着実に実績を積み、高卒3年目に一軍デビューを果たした。
2016年には持ち味の打撃を買われ、一塁手としても起用。自己最多の74試合に出場し、7本塁打と自慢の長打力を発揮した。
2020年にはエース格の小川泰弘とバッテリーを組み、無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成。同年は69試合出場で打率.232ながら、キャリアハイに並ぶ7本塁打を放つなど、攻守に存在感を示した。
しかし近年は、中村悠平が正捕手の座を不動ものとしたことや、古賀優大や内山壮真ら若手捕手の台頭もあり、一軍での出場機会が減少。2022年はコロナ禍の影響で、主力選手が離脱する中で一軍へ昇格し、打率.308と結果を残したが、わずか10試合の出場に終わった。
パンチ力のある打撃には定評があるだけに、再び一軍でのチャンスを掴みたいシーズンとなる。