ついに“覚醒”へ…今季のブレイクが期待される次世代スラッガー候補5人。飛躍を目指す若手たち
2023/03/07
産経新聞社
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プロ野球の世界では、一発で勝負を決めることができる本塁打打者が重宝されている。中でも和製大砲には大きな期待が寄せられるが、戦力として台頭するのは時間を要すケースが多いのが現状だ。そこで今回は、今季の飛躍が期待される次世代のスラッガー候補5人を紹介する。
山口航輝
投打:右投右打
身長/体重:183cm/97kg
生年月日:2000年8月18日
経歴:明桜高
ドラフト:2018年ドラフト4位
山口は秋田・明桜高からドラフト4位で千葉ロッテマリーンズへ入団。
プロ入り後2年間は2軍で実戦経験を積むと、プロ3年目には開幕スタメンに名を連ねた。1軍再昇格となった8月以降は3ヶ月間で5本塁打を記録するなど活躍。結果この年は78試合に出場し、9本塁打、20打点と高卒3年目ながら奮闘する結果を残した。
プロ3年目となった2021年にはコンディション不良により序盤は奮わなかったが、代打として逆転本塁打を放つなど随所で勝負強さを発揮すると、後半戦はスタメンとして出場機会を増やす。
9月22日のオリックス戦では3本塁打を含む4打数4安打と大爆発。またこの試合では、落合博満以来球団40年ぶりとなる8打点をマークする獅子奮迅の活躍を見せた。
昨季は途中4番を務めるなど存在感を発揮。結果102試合に出場すると、打率.237、16本塁打、57打点をマーク。前年から出場試合数、成績を共に向上させ、本塁打数はチームトップとなった。
チーム長らくの課題であった和製大砲として期待がかかる山口。昨季以上の活躍を期待したい。