ついに“覚醒”へ…今季のブレイクが期待される次世代スラッガー候補5人。飛躍を目指す若手たち
2023/03/07
産経新聞社
鵜飼航丞
投打:右投右打
身長/体重:182cm/100kg
生年月日:1999年5月30日
経歴:中京大中京高-駒沢大
ドラフト:2021年ドラフト2位
鵜飼は駒沢大からドラフト2位で地元・中日ドラゴンズに入団。
プロ1年目に開幕1軍を果たすと、3月30日のDeNA戦で初本塁打を記録。この本塁打は本拠地バンテリンドームの通算2000号達成、セリーグ新人1号と記録づくしのものとなった。
その後は野手タイ記録となる9打席連続三振など不振に陥り、6月下旬に1軍登録を抹消された。さらに2軍調整中に自打球をふくらはぎに当て戦線離脱。その後手術、リハビリを経てシーズン最終盤に1軍復帰を果たした。
結果的に1年目は59試合に出場し、打率.206、4本塁打、16打点の成績でシーズンを終えた。
10月に行われたみやざきフェニックスリーグでは対戦した北海道日本ハムファイターズの新庄監督からも絶賛されるなど注目を集めた。右ハムストリングスの違和感により途中離脱となったが、リーグ最多タイとなる6本塁打を放ち、本塁打王を獲得。
歴代のフェニックスリーグ本塁打王である中田翔や柳田悠岐、山川穂高など名だたる強打者のような活躍が今後は期待される。
広いバンテリンドームでもスタンド中段に打球を放り込める能力を示した鵜飼。得点力不足・貧打に苦しむチームの救世主となる活躍を見せられるか。今季に更なる期待がかかる。