2016年社会人チーム注目は日本通運。古豪復活へ監督を変化させた、選手からの一言
プロ野球12球団が2月1日に一斉にキャンプインしたが、社会人の各チームも続々と2016年シーズンに向け春季キャンプを行っている。
2016/02/13
宮野敦子
大谷昇吾が今秋のドラフト候補
最近の若手は、監督が自分に対してどう思っているのかを感じ取りたい選手が多いと言われるだけに、藪監督の行動は若いチームに落ち着きを与え、それが練習の活気に結びついている。監督が求める選手になりたいという生真面目さも、最近の若手の特徴だからだろう。27歳の主将・浦部剛史がしっかりとチームを引っ張り、伸び盛りの蕾たちが大きな花を咲かせようと躍動する。全体練習後の特守では、ドラフト候補と評される23歳の内野手・大谷昇吾が、必死にボールに食らいつく。
「打線は水ものと言うだけに、とにかく守って、守って、1-0で勝てばいい。そういう泥臭い野球をやろうと、選手たちには話しました。このキャンプで、どこまで自分を追い込んでくれるのか楽しみです」
主力選手をプロに輩出しながら、都市対抗40回出場など社会人球史に残る実績を誇るチームが、どんな戦いを見せてくれるのか注目したい。