これが“運命の分かれ道”? プロ野球、今季新たな挑戦を決断した選手5人。チャレンジの行方は…
2023/03/19
産経新聞社
岡田俊哉
・投打:左投左打
・身長/体重:178cm/69kg
・生年月日:1991年12月5日
・経歴:智弁和歌山高
・ドラフト:2009年ドラフト1位
再起をかけて新フォームに挑戦した岡田俊哉だったが、無念のスタートとなった。
智弁和歌山高からドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した岡田。2013年に一軍デビューを果たすと、同年は66試合登板、22ホールドポイント(7勝15ホールド)、防御率2.79の好成績を残した。
その後も安定した投球を見せ、2017年の第4回WBC日本代表にも選出。貴重な左のリリーフとして活躍を続けた。
しかし、WBC後のレギュラーシーズンでは血行障害に悩まされ、わずか9試合の登板に終わった。クローザーを任された時期もあったが、2020年以降は再び低迷。2022年はわずか2試合の登板にとどまるなど、不本意なシーズンが続いた。
復活を目指すべく、同年オフにサイドスローへの転向を決断。横手投げで活躍する宮西尚生(日本ハム)の自主トレーニングに参加するなど、研鑽を重ねた。
ところが、2月に行われた対外試合の投球時に転倒し、負傷交代。右大腿骨骨折と診断され、離脱を余儀なくされた。好投を続けていただけに、悔やまれるアクシデントとなった。