これが“運命の分かれ道”? プロ野球、今季新たな挑戦を決断した選手5人。チャレンジの行方は…
2023/03/19
産経新聞社
中野拓夢
・投打:右投左打
・身長/体重:171cm/69kg
・生年月日:1996年6月28日
・経歴:日大山形高 – 東北福祉大 – 三菱自動車岡崎
・ドラフト:2020年ドラフト6位
プロ入りから2年間、阪神タイガースの正遊撃手を務めた中野拓夢。今季は二塁へのコンバートが決まっている。
三菱自動車岡崎からドラフト6位で入団した中野は、ルーキーイヤーから開幕一軍入り。当初は途中出場がメインだったが、アピールを続けて遊撃のレギュラーを奪取した。同年は135試合出場で打率.273、30盗塁の好成績を残し、盗塁王に輝いた。
翌2022年もレギュラーの座を守り切り、打率.276、6本塁打、23盗塁をマーク。遊撃手部門のベストナインにも選出されたが、2年連続でリーグ最多失策を記録するなど、守備面でやや不安を残していた。
今季から指揮を執る岡田彰布監督は、中野の二塁コンバートを決断。指揮官の方針を受け、秋季キャンプから二塁の守備練習に取り組んでいる。
一方、第5回WBCで侍ジャパン入りを果たしたが、代表チームでは遊撃での起用が中心。調整が難しいシーズンとなるだけに、どのような結果になるか、注目が集まる。