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【アメリカの眼】ゴームズ楽天入りは駐米スカウトとの縁。日本でも「リーダーシップと地元に愛される選手」を期待

東北楽天ゴールデンイーグルス入りが決まったジョニー・ゴームズ。そのきっかけは現在、東北楽天の駐米スカウトとの縁だった。

2016/02/17

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実績豊富なゴームズが楽天の力になれるか

 近年、ホワイト氏はアンドリュー・ジョーンズ、ケビン・ユーキリス、ギャビー・サンチェスを契約。さらにはサンフランシスコ・ジャイアンツでのプレー経験があるトラビス・ブラックリー、ケーシー・マギー、ジョン・ボウカーとも契約している。そして彼らより実績の少なかった選手にも日本でプレーするチャンスを与えてきている。
 
 シェイ記者は東北楽天ゴールデンイーグルスの歴史、さらに映画『ミスター・ベースボール』に登場する厳格な監督のモデルともなった星野仙一監督にも触れ、ゴームズの新天地を紹介している。2013年に読売ジャイアンツを破っての日本一は野球以上の意味合いがあったことにも触れている。
 
 新たな挑戦を前に、ゴームズはこれまでのキャリアを振り返っている。
 
“I’m extremely happy with the career I’ve had. When I got drafted (by Tampa Bay) and signed in ’01, there were a lot of things I wanted to accomplish. I wanted one game in the big leagues, one at-bat, one win, one home run, one of everything.”
「ここまでのキャリアには非常に満足している。タンパからドラフト指名を受け、2001年に契約を結んだ時にはいくつもの野望があった。メジャーで1試合に出場し、1打席立ち、本塁打を1本打つという全てを一度は経験したかった」
 
 ゴームズはメジャー通算13シーズンで1203試合に出場、打率.242、162本塁打を放っている。2013年ボストン・レッドソックスの一員としてワールドシリーズ第4戦にシリーズを2勝2敗にする一発を放ち、昨年はプレーオフで試合には出場しなかったものの、優勝したカンザスシティー・ロイヤルズに大きな影響力をもたらしたと評されている。
 
 シェイ記者はゴームズの価値は数字だけのものではなく、グラウンド上そしてクラブハウス内でのリーダーシップに至ると評価する。「野球特有の言葉とIQがあり、それは世界共通である」と語るゴームズがどんな影響を日本球界にもたらしてくれるか非常に楽しみだ。
 
出典: Jonny Gomes’ big adventure in Japan in San Francisco Chronicle by John Sea on February 15, 2016

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