まさかのサプライズ…プロ野球、歴代開幕投手に大抜擢された5人。白羽の矢が立ち大役へ
2023/03/31
産経新聞社
浅尾拓也
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:182cm/78kg
生年月日:1984年10月22日
ドラフト:2006年大学生・社会人ドラフト3巡目
中継ぎでの大活躍が印象的だった浅尾拓也だが、一度だけ開幕投手を務めた経験をもっている。
浅尾は日本福祉大学を経て、2006年ドラフトで中日に入団。1年目から先発・リリーフの両方で活躍し、2008年はリリーフに専念。同年は44試合登板で防御率1.79という成績を残した。
翌シーズン、吉見一起やチェン・ウェインといったメンバーを差しおいて2009年の開幕投手に抜擢。横浜・三浦大輔との投げ合いになったが、浅尾は8回1失点という好投で勝利投手となった。
また、当時のコーチだった森繁和は「失敗させてリリーフに回すつもりで投げさせた」と 語っており、目論見とは異なる結末となった。
その後は再びリリーフ起用となり、2010〜2012年はまさに圧巻のピッチング。なかでも2011年は79試合登板、防御率0.41という異次元の成績だった。
また、積み重ねた通算232ホールドポイントは、2022年シーズン終了時点でNPB歴代3位に位置している。