まさかのサプライズ…プロ野球、歴代開幕投手に大抜擢された5人。白羽の矢が立ち大役へ
2023/03/31
産経新聞社
マット・キーオ
出身:アメリカ合衆国
投打:右投右打
身長/体重:188cm/85kg
生年月日:1955年7月3日
阪神が暗黒期に突入したなかで、孤軍奮闘した選手がマット・キーオだ。
1977年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たしたキーオ。4年目に16勝を挙げて一気にブレイクし、3年連続で2桁勝利を記録したのち、1987年から日本球界に活躍の場を求めた。
絶対的なエースが存在しなかったチーム状況において、キーオはオープン戦から16回無失点というピッチング。日本でのプレー経験がない外国人選手では初となる、1年目での開幕投手を任された。
岡田彰布や掛布雅之といった主力が軒並み成績を落とし、得点力不足に苦しんだチームのなかでも、来日1年目に11勝、2年目に12勝、3年目に15勝と毎年安定して勝ち星を積み重ねた。
しかし、1990年はオープン戦で足を負傷した影響もあり、阪神入団後では最少となる4勝どまり。同年限りで退団となったが、その活躍が色褪せることはない。