ロッテ、ナバーロ逮捕、過去に似た事例も。主力クラスの外国人離脱は大きな痛手
ロッテのナバーロが銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕された。
2016/02/24
ドミニカでは銃の所持は合法だが……
千葉ロッテマリーンズの新外国人、ヤマイコ・ナバーロが、那覇空港で拳銃の実包2発をカバンに隠し持っていたとして、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕された。
ナバーロはドミニカ共和国出身。2006年にレッドソックスとマイナー契約を結び、2010年にはメジャー・リーガーになった。
MLBでは37安打、2本塁打に過ぎないが、2014年に韓国プロ野球(KBO)のサムスンライオンズに入団し、2年間で307安打、79本塁打、235打点をマーク。2015年はKBOの外国人記録の48本塁打をマークした。
オープン戦でも2試合連続特大ホームランを放つなど、今シーズンへの期待が高まっていた矢先の逮捕となった。
ナバーロの母国、ドミニカ共和国では登録をすれば銃の所持が可能だ。所得の高いスポーツ選手は護身用に銃を持つことも多いとされている。
ドミニカ共和国の感覚では銃弾が1~2発くらい旅行バッグに紛れていても何の問題もないかもしれないが、銃規制が厳しい日本では現行犯逮捕になる。
ナバーロの逮捕は日本、ドミニカ共和国の社会通念の差によると言えよう。
さて過去にもNPB所属時代に、外国人選手が逮捕されたり、書類送検されたりした例はいくつかある。
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