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復活が懸かる巨人・長野久義は、坂本に今必要なパートナー【死亡遊戯コラム】

今季新選手会長となった長野久義が元気だ。

2016/02/25

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今季は順調な調整

それは昨シーズンの長野久義が見せたことのないプレーだった。
 
韓国KIAとの練習試合、二塁打を放った阿部慎之助の代走として起用された長野は果敢に走り三盗成功。
1年前の今頃はオフに受けた右膝と右肘手術の影響で2軍でリハビリに励む日々。
開幕後も完治とは程遠い状況でプレーし続け、盗塁数も12年20盗塁から、わずか2盗塁にまで激減。
さらに自己ワーストの12併殺を記録し、打率.251と精彩を欠いた。
 
その長野が新選手会長として迎えた2016年は元気だ。
早いもので今年32歳。通算1000安打まであと124本と迫っている。
巨人でプロ7年目の達成となれば長嶋茂雄、高橋由伸に次いで3人目の快挙。
外野争いでは昨季103安打を放ちブレイクした立岡宗一郎、猛アピールを続けるドラ2ルーキー重信慎之介といった若い力が躍動。
今キャンプの実戦では昨年までのセンターやライトではなく、レフト守備に就く背番号7の姿も見られた。
 
気が付けば、完全な中堅世代となったキャプテン坂本勇人と新選手会長の長野。
と言っても、彼らのどちらかに全盛期の阿部慎之助のような役割をしろというのは酷だろう。
今季から再び捕手に戻り、キャンプのブルペンでも圧倒的な存在感を放っていた背番号10。
それでも37歳になる阿部があと何年現役でできるか分からない。
原監督から由伸監督へ代わり首脳陣も選手も世代交代。
だったら、チームの柱も阿部や村田から、坂本と長野へと継承しなければならない。
仮にここでふたりが停滞するようなら巨人の未来は暗いだろう。

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