プロ野球順位予想2023【パリーグ編】3連覇、王座奪還、ダークホース…今シーズンの行方は？
2023/03/30
産経新聞社
順位予想
1位：オリックス・バファローズ （昨季1位）
2位：福岡ソフトバンクホークス （昨季2位）
3位：東北楽天ゴールデンイーグルス （昨季4位）
4位：埼玉西武ライオンズ （昨季3位）
5位：北海道日本ハムファイターズ （昨季6位）
6位：千葉ロッテマリーンズ （昨季5位）
パ・リーグAクラス予想の要因は？
1位：オリックス・バファローズ（昨季1位）
今季のパ・リーグ1位にはオリックス・バファローズを予想した。2021年、2022年シーズンを連覇しており、今季優勝すれば3連覇となる。
先発投手陣はエース・山本由伸を筆頭に、山岡泰輔、宮城大弥、田嶋大樹、山崎福也らが揃って十分な顔ぶれ。
さらに救援陣も宇田川優希・山崎颯一郎の侍ジャパンコンビ、実績十分の平野佳寿、期待の阿部翔太らが控える”投手王国”だ。
打線では主砲・吉田正尚がMLB移籍により流出したものの、FA補強で森友哉を獲得。杉本裕太郎もオープン戦好調だ。23歳の遊撃手・野口智哉も台頭しており、大きな期待がかかる。
球界ナンバーワンの投手陣に、吉田の流出による戦力ダウンを最低限に抑えたオリックスがパ・リーグを制すると予想する。
2位：福岡ソフトバンクホークス（昨季2位）
2位には福岡ソフトバンクホークスを予想した。昨季は惜しくも優勝を逃し、オフには大型補強を敢行。2020年以来の優勝奪還に燃えるシーズンとなる。
投手陣では、長年エースを務めた千賀滉大がMLBに移籍。昨季中継ぎで大活躍を見せた藤井皓哉が先発転向するものの、そのしわ寄せが救援陣に来る可能性もある。ロッテから移籍のオスナには期待大だ。
MLBから獲得した有原航平、阪神から獲得したガンケルはいずれも二軍スタートでやや不安が残る。
打線では侍ジャパンでも大活躍の近藤健介をFAで獲得。故障から復帰の栗原陵矢もオープン戦で大当たりで、柳田悠岐、中村晃、今宮健太らもまだまだ力を持っている。
野手陣はオリックスと互角以上ながら、投手陣にやや不安が残る点を加味し、ソフトバンクを2位と予想した。
3位：東北楽天ゴールデンイーグルス（昨季4位）
3位には、昨季4位に終わった東北楽天ゴールデンイーグルスを予想した。こちらも積極的な補強に動き、勝負を賭ける1年となりそうだ。
投手陣では田中将大、則本昂大、岸孝之の3枚看板が健在。涌井秀章はトレードで放出したものの、早川隆久や藤平尚真らにも期待がかかる。
リリーフでは松井裕樹を軸に、宋家豪、西口直人、鈴木翔天らが控える布陣。上位予想した2チームに比べるとやや層が薄いものの、十分な戦力を備えたチームと言えるだろう。
野手陣では、フランコとギッテンスの両助っ人がオープン戦好調。浅村栄斗、茂木栄五郎、小深田大翔らに加え、新加入の阿部寿樹も揃っている。
補強の結果、昨季より戦力ダウンした面はほぼない楽天。優勝争いの可能性もありながら、総合力でオリックス・ソフトバンクにはやや劣ると予想した。