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まさかの”不良債権”…阪神、期待外れの成績に終わったFA移籍選手6人。積極補強の失敗例に

2024/11/15

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産経新聞社



(左から)阪神時代の片岡篤史、日高剛、星野伸之

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 プロ野球選手にとって、フリーエージェント(FA)権の取得は1つの勲章といえるだろう。移籍市場での阪神タイガースは、的確な戦力拡充を見せている。しかし、過去を振り返ると、補強失敗となった事例も多くある。ここでは、阪神入りも期待外れの成績に終わったFA戦士を紹介する。

 
 

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山沖之彦


 
 通算100勝以上という実績を残して阪神タイガースに移籍したものの、1試合も登板できずに引退した選手が山沖之彦だ。
 
 中村高校では、1977年の春はエースとしてチームを引っ張り、センバツで見事準優勝。部員数12名の快進撃は「二十四の瞳」と称されて話題を集めた。
 

 
 ドラフト1位で阪急ブレーブス(現:オリックス・バファローズ)に入団した山沖は、ルーキーイヤーから規定投球回数を達成するなどフル回転。2年目は15勝を挙げて先発の役割を果たした。
 
 一方、3年目は11勝・15セーブとリリーフでも活躍。1987年に自己最高の19勝を挙げて最多勝利のタイトルも獲得し、球界を代表する投手となった。
 
 1994年オフにFA権を行使して阪神へ移籍。全盛期を過ぎたとはいえ阪神ファンからの期待も大きかったはずだが、山沖はキャンプで右肩に違和感を抱き、そのままシーズンを終了。同年限りで現役を引退した。

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