まさかの”不良債権”…阪神、期待外れの成績に終わったFA移籍選手6人。積極補強の失敗例に
2024/11/15
産経新聞社
日高剛
2008年のオリックス・バファローズ躍進に大きく貢献したのが、打撃を売りにしていた捕手の日高剛だ。
日高は、九州国際大付高校からオリックスに入団。入団後しばらくは出場機会を確保できなかったが、1998年は78試合に出場。打撃こそ満足のいく結果ではなかったが、今後のステップアップにつながる1年を過ごした。
自身初の規定打席クリアは、オリックスが躍進した2008年。打率.269に加えて自己最多の13本塁打を放つなど、打てる捕手として大きく貢献。しかし一転して2010年以降は、当時の指揮官・岡田彰布監督からリード面を指摘されて出場機会が減少した。
そして2012年オフ、FA権を行使して阪神タイガースに入団。再起を誓った移籍初年度だったが、守備中に左太ももを痛めた影響で44試合の出場にとどまった。
2014年はシーズンを通して無安打と持ち味を出せず、同年限りで19年間の現役生活に別れを告げた。